さて、久しぶりに長い記事を書こうと思います。
夏コミ当選しました。ジャンルは「非電源ゲーム」です。私たちのサークルではドミニオンに関する考察本を出す予定で現在プロジェクトが動いています。
今日からメモもかねていろいろ書いてみようと思います。
続きは追記で。
夏コミ当選しました。ジャンルは「非電源ゲーム」です。私たちのサークルではドミニオンに関する考察本を出す予定で現在プロジェクトが動いています。
今日からメモもかねていろいろ書いてみようと思います。
続きは追記で。
今日は一番初めなので、どういう手法でドミニオンに攻略していくかの道筋、大きな目標や流れをまとめたいと思います。
まず、ドミニオンを知らない人もいるかもしれませんから、簡単に紹介します。
ドミニオンは、新感覚のカードゲームです。今までのカードゲームは自分で作ったデッキで友達と対戦したり、あるいはトランプや花札のようにある一定のルールにのっとってやるものが一般的です。
ドミニオンはこの両方の性質をもつデッキ構築ゲームです。
毎回ランダムに選ばれたサプライ(カード群)のカードを自分のデッキへと加えていき、新しく入ったカードによってデッキが動いていく。最終的には勝利点のもっとも高いプレーヤーの勝利。ルールは簡単にして、毎回入ってくるランダム要素や、デッキ選択の駆け引き、カードの運用など、様々な要素が入っているとても面白いゲームです。知らなかった人はぜひその世界に触れてみてください。
さて、長い説明はここで省略して、本題に入っていきます。これだけたくさんの要素が入ったカードゲームをどのように攻略していくのか。すべての要素同士を掛け合わせればそれこそ無限に広がる確率の海をひとつひとつひもといていくことは、宇宙の一人で飛び出すのと同じようなものです。
複雑なものを一緒くたに考えるのではなく、ひとつひとつひも解いてみると、ドミニオンは次の4要素によってそのゲームが展開されていると考えます。
1.サプライによるゲーム展開・デッキ戦略の決定
2.戦略にあったデッキの効率改善
3.デッキの構築手順
4.他者との対応
なんのことはありません。みなさんがドミニオンをプレイする時当たり前のようにやっていることです。ただし、このそれぞれに対して、厳密な答えを持ってゲームに臨んでいる人はそう多くないと思います。たとえばデッキのレシピに関しても人それぞれで好みがあったり、自分が作ったデッキがどのように回るかを数値的に理解してはいないでしょう。また、戦略に関しても大雑把な相性などの判断は当然行われていますが、細部の情報も含めて戦略を決定することは非常に難しいのです。そして、他者の動きに合わせた対応など、千差万別でしょう。
しかし、これらを本当に真剣に議論することは重要です。たとえばあるタイプのデッキの効率に関して、厳密なレシピを作成し、その勝率を計算する。あるいはデッキの構築手順をに関しても序盤・中盤・終盤でのピックやデッキの細かい調整、デッキの動かし方。サプライに散りばめられた細かな情報を広い集め、どの戦略が一番マッチするのか。これらをひとつひとつ極めていくのが本当の攻略だと信じます。
今回の夏コミで出す予定の本では、特に2のデッキレシピについて、ケーススタディ的に村鍛冶屋デッキの数値化を試みようと考えています。現在のところ、村鍛冶屋によるデッキの回転率に関するプログラムがほぼ完成しました。そのアルゴリズムについて、次回はお話ししようと思います。
まず、ドミニオンを知らない人もいるかもしれませんから、簡単に紹介します。
ドミニオンは、新感覚のカードゲームです。今までのカードゲームは自分で作ったデッキで友達と対戦したり、あるいはトランプや花札のようにある一定のルールにのっとってやるものが一般的です。
ドミニオンはこの両方の性質をもつデッキ構築ゲームです。
毎回ランダムに選ばれたサプライ(カード群)のカードを自分のデッキへと加えていき、新しく入ったカードによってデッキが動いていく。最終的には勝利点のもっとも高いプレーヤーの勝利。ルールは簡単にして、毎回入ってくるランダム要素や、デッキ選択の駆け引き、カードの運用など、様々な要素が入っているとても面白いゲームです。知らなかった人はぜひその世界に触れてみてください。
さて、長い説明はここで省略して、本題に入っていきます。これだけたくさんの要素が入ったカードゲームをどのように攻略していくのか。すべての要素同士を掛け合わせればそれこそ無限に広がる確率の海をひとつひとつひもといていくことは、宇宙の一人で飛び出すのと同じようなものです。
複雑なものを一緒くたに考えるのではなく、ひとつひとつひも解いてみると、ドミニオンは次の4要素によってそのゲームが展開されていると考えます。
1.サプライによるゲーム展開・デッキ戦略の決定
2.戦略にあったデッキの効率改善
3.デッキの構築手順
4.他者との対応
なんのことはありません。みなさんがドミニオンをプレイする時当たり前のようにやっていることです。ただし、このそれぞれに対して、厳密な答えを持ってゲームに臨んでいる人はそう多くないと思います。たとえばデッキのレシピに関しても人それぞれで好みがあったり、自分が作ったデッキがどのように回るかを数値的に理解してはいないでしょう。また、戦略に関しても大雑把な相性などの判断は当然行われていますが、細部の情報も含めて戦略を決定することは非常に難しいのです。そして、他者の動きに合わせた対応など、千差万別でしょう。
しかし、これらを本当に真剣に議論することは重要です。たとえばあるタイプのデッキの効率に関して、厳密なレシピを作成し、その勝率を計算する。あるいはデッキの構築手順をに関しても序盤・中盤・終盤でのピックやデッキの細かい調整、デッキの動かし方。サプライに散りばめられた細かな情報を広い集め、どの戦略が一番マッチするのか。これらをひとつひとつ極めていくのが本当の攻略だと信じます。
今回の夏コミで出す予定の本では、特に2のデッキレシピについて、ケーススタディ的に村鍛冶屋デッキの数値化を試みようと考えています。現在のところ、村鍛冶屋によるデッキの回転率に関するプログラムがほぼ完成しました。そのアルゴリズムについて、次回はお話ししようと思います。
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