今週月曜日から始まった残業。私の担当は、ボールペンの組み立ての機械である。この機械での作業は以下の様になっている。
・ペンの本体、リフィル(ボールペンの芯)やクリップ、中の回転機構の部品など6種類のパーツを補充する
・出来たボールペンを箱につめる
・それぞれのパーツの情報、不良数等を所定の用紙にまとめる
毎週火曜日と金曜日は他にこの機械の操作に慣れた人がいないため、この部署に割り当てられている。夜10時から1時間ないし2時間程度の残業を先週部長(直属の上司)から頼まれた。私は部長にいつもお世話になっているため(本当にいつも気を使っていただいている)、二つ返事で了承した。
そして、昨日(火曜日)のことである。その日作る指示を出されたペン(詳しい情報は述べられない)はパーツの補充が比較的その他のペンよりも楽なため、割と時間が作れるなと思っていた。その目算通り、目標生産数の約7割程度消化したあたりで、全ての補充を完全に終えた。
----補充に関する背景----
最初にこの機械の操作を部長から教わったとき、側について逐一補助していただいたわけだが、とにかく補充と他の仕事のバランスがとても大変で、補充を怠るとあちこちからエラーを知らせる音が鳴り響く。特に複数の要因が絡むと慣れていてもいっぱいいっぱいになってしまう。よくそれで機械を止めてそれらをリセットしてから再開というようなタイムロスを初めの頃によく経験した。そのため、私は朝パートさんが余裕を持って他の仕事とのリズムをうまくつくれるように、補充は目いっぱい(もちろん品種変更などがあるパーツについては考慮して)行って帰ることを習慣にしてた。
----ここまで----
昨年の10月辺りから常務(別な上司)の方がアルバイトの皆に向けて、仕事に向かう姿勢や生き方などについて色々と文献だったりあるいはご自身の経験から様々なお話をしてくれている。最近は整理整頓が仕事の基本であると言う話とその理由などを実例を交えて説明してくれた。私はその日の作業で時間が空くと分かったとき、これを実行しようと思ったのである。
まず機械周りの落ちたパーツの掃除、そして空き箱の整理をした。そのあと、今度は部品を入れていた大量の袋があり、普段それらは大きな袋に乱雑に入れられていた。私も以前はずっとそうしてきた。せっかくの空き時間なのだから徹底的にやろうと重い、私はその袋を一枚一枚たたみ綺麗に見えるように大きさごとに分けてもとの大きな袋に戻した。乱雑に入れていたときは非常に大きな塊だったそれは、いっぺんに体積を減少させて、以前よりもすっきりした(はず)。
11時が近づき部長が私の近くに来た。部長は私にこう言ってくれた。
「機械を動かしながら周りの整頓もきちんとやってて、他の人にも教えてあげたいくらいだ」
私はこの言葉を聞いた時、とてもうれしい気持ちで照れを誤魔化すようにありがとうございます、と返した。
そして、今日(水曜日)。他の人が10時までやっておりバトンタッチで11時まで入った。機械の操作に入った段階で補充は不完全で色々なパーツがすぐに補充不足でアラームを鳴らし始めるであろうと、思った。最初の30分くらいは補充と他の仕事に追われて気づかなかったのだが、ふと機械の操作版の近くにデ〇ビタCが置いてあった。よくみると中身が入っているどころか空けられていない。前の人の忘れ物でないことはすぐに分かり、そういえば、と思い返してみた。10時に入ってから部長は一度機械のある建物から外へ出ていた。誰がそれを置いたのか、私の中で答えはすぐに出てきた。
仕事から自転車で帰る家路の間、私は普段よりも重いかばんの感覚に酔いしれていた。
何が人にとって幸せであるのか、人それぞれ答えは違うと思うし、まだ答えが出ていない人もいると思う。私は少なくとも現時点で自分にとって幸せであるか、音楽を聴いている時、おいしい魚にめぐり会えた時等さまざまある。でも一番(特に)幸せなこと、その部類に入ることは、人に認めてもらえた時、であろうと考えている。
ただ褒めていただいたわけではない。きちんと普段から私の仕事を見ていてくれたこと、その中で私の意志や思いをきちんと汲み取ってそれを評価してくれていたことに私はうれしさを感じたのだ。人の上に立つ者とはかくも素晴らしい目と人格を持ち合わせているものなのかと、改めて敬意を抱くと共にもっと良い仕事ができるように頑張ろうと心に誓った。働けるのはあと1年ほどだと思われるが、その間は自分の尽くせるベストを尽くすことが部長に対する最高の礼になると信じている。
長文で失礼しました。でも本当にうれしかったんです。今でも興奮してうまく文章が書けてませんが平にご容赦を。デカ〇タCはねこたんがおいしくいただきましたヾ(゚ω゚)ノ゛
・ペンの本体、リフィル(ボールペンの芯)やクリップ、中の回転機構の部品など6種類のパーツを補充する
・出来たボールペンを箱につめる
・それぞれのパーツの情報、不良数等を所定の用紙にまとめる
毎週火曜日と金曜日は他にこの機械の操作に慣れた人がいないため、この部署に割り当てられている。夜10時から1時間ないし2時間程度の残業を先週部長(直属の上司)から頼まれた。私は部長にいつもお世話になっているため(本当にいつも気を使っていただいている)、二つ返事で了承した。
そして、昨日(火曜日)のことである。その日作る指示を出されたペン(詳しい情報は述べられない)はパーツの補充が比較的その他のペンよりも楽なため、割と時間が作れるなと思っていた。その目算通り、目標生産数の約7割程度消化したあたりで、全ての補充を完全に終えた。
----補充に関する背景----
最初にこの機械の操作を部長から教わったとき、側について逐一補助していただいたわけだが、とにかく補充と他の仕事のバランスがとても大変で、補充を怠るとあちこちからエラーを知らせる音が鳴り響く。特に複数の要因が絡むと慣れていてもいっぱいいっぱいになってしまう。よくそれで機械を止めてそれらをリセットしてから再開というようなタイムロスを初めの頃によく経験した。そのため、私は朝パートさんが余裕を持って他の仕事とのリズムをうまくつくれるように、補充は目いっぱい(もちろん品種変更などがあるパーツについては考慮して)行って帰ることを習慣にしてた。
----ここまで----
昨年の10月辺りから常務(別な上司)の方がアルバイトの皆に向けて、仕事に向かう姿勢や生き方などについて色々と文献だったりあるいはご自身の経験から様々なお話をしてくれている。最近は整理整頓が仕事の基本であると言う話とその理由などを実例を交えて説明してくれた。私はその日の作業で時間が空くと分かったとき、これを実行しようと思ったのである。
まず機械周りの落ちたパーツの掃除、そして空き箱の整理をした。そのあと、今度は部品を入れていた大量の袋があり、普段それらは大きな袋に乱雑に入れられていた。私も以前はずっとそうしてきた。せっかくの空き時間なのだから徹底的にやろうと重い、私はその袋を一枚一枚たたみ綺麗に見えるように大きさごとに分けてもとの大きな袋に戻した。乱雑に入れていたときは非常に大きな塊だったそれは、いっぺんに体積を減少させて、以前よりもすっきりした(はず)。
11時が近づき部長が私の近くに来た。部長は私にこう言ってくれた。
「機械を動かしながら周りの整頓もきちんとやってて、他の人にも教えてあげたいくらいだ」
私はこの言葉を聞いた時、とてもうれしい気持ちで照れを誤魔化すようにありがとうございます、と返した。
そして、今日(水曜日)。他の人が10時までやっておりバトンタッチで11時まで入った。機械の操作に入った段階で補充は不完全で色々なパーツがすぐに補充不足でアラームを鳴らし始めるであろうと、思った。最初の30分くらいは補充と他の仕事に追われて気づかなかったのだが、ふと機械の操作版の近くにデ〇ビタCが置いてあった。よくみると中身が入っているどころか空けられていない。前の人の忘れ物でないことはすぐに分かり、そういえば、と思い返してみた。10時に入ってから部長は一度機械のある建物から外へ出ていた。誰がそれを置いたのか、私の中で答えはすぐに出てきた。
仕事から自転車で帰る家路の間、私は普段よりも重いかばんの感覚に酔いしれていた。
何が人にとって幸せであるのか、人それぞれ答えは違うと思うし、まだ答えが出ていない人もいると思う。私は少なくとも現時点で自分にとって幸せであるか、音楽を聴いている時、おいしい魚にめぐり会えた時等さまざまある。でも一番(特に)幸せなこと、その部類に入ることは、人に認めてもらえた時、であろうと考えている。
ただ褒めていただいたわけではない。きちんと普段から私の仕事を見ていてくれたこと、その中で私の意志や思いをきちんと汲み取ってそれを評価してくれていたことに私はうれしさを感じたのだ。人の上に立つ者とはかくも素晴らしい目と人格を持ち合わせているものなのかと、改めて敬意を抱くと共にもっと良い仕事ができるように頑張ろうと心に誓った。働けるのはあと1年ほどだと思われるが、その間は自分の尽くせるベストを尽くすことが部長に対する最高の礼になると信じている。
長文で失礼しました。でも本当にうれしかったんです。今でも興奮してうまく文章が書けてませんが平にご容赦を。デカ〇タCはねこたんがおいしくいただきましたヾ(゚ω゚)ノ゛
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